Battery Tester の使い方
Battery Tester の使い方
1 TesterとBattery と接続する
+端子、ー端子の順に接続する
2 表示画面を確認する
表示画面を確認する
3 ⬆️⬇️ボタンを操作し、画面左にあるSTDモードを選択、ENTER
STDモードを選択する
4 ⬆️⬇️ボタンを操作し、画面下にあるCCAモードを選択、ENTER
CCAモードを選択する
5 ⬆️⬇️ボタンを操作し、EDC値を300に設定
EXIDE ATB-38B20Lの場合(使用するバッテリーによって異なる)
6 ENTER
測定が開始され、測定中の表示後、SOH(バッテリー状態)とI.R(抵抗測定値)が表示される
SOH、I.R 測定
SOHは、バッテリーが新品の時と比較してどの程度良好に機能しているかを示し、ユーザーはバッテリーの機能を時間の経過とともに評価し、交換時期を判断することができます。SOCと同様に、SOHはパーセンテージで表されます。100%はバッテリーが公称容量を保存できることを示し、パーセンテージが低い場合はバッテリーが古くなり、定格容量よりも少ない電荷しか保存できないことを示します。
IR(抵抗)は、電圧、電流の関係により、抵抗が大きいほど電圧降下が大きくなることになります。つまり、バッテリーが電圧制限に達して、受電デバイスで利用できるエネルギーが少なくなります。内部抵抗が高くなると発熱も多くなり、バッテリーの性能や寿命に悪影響を与えます。この発熱量の増加により、短期的および長期的にバッテリー効率が低下します。
7 ⬇️ボタンを操作
SOC(充電の状態)、VOLT(電池電圧)が表示される
SOC、VOLT 測定
バッテリーのSOCは、フル充電容量に対してどのくらいの容量が利用可能かを測定します。SOCはパーセンテージであり、ユーザーがいつバッテリーを充電する必要があるかを判断するのに役立ちます。SOCの幅は0% (完全放電) から100% (完全充電) です。バッテリーのSOCが20%の場合、バッテリーの充電量は約20%残っており、80%が放電されていることを意味します。
VOLTは、バッテリーの電圧を示します。
8 ⬇️ボタンを操作
EDC(放電電流推定値)が表示される
EDC 測定
バッテリーは使用年数を重ねるとバッテリー容量(CCA値)が減少します。 例えば、新品時に300CCAあったバッテリーが年数が経つことによって200CCAに下がったとします。 (新品時に300Aのスターター電流が流せたものが200Aしか流すことが出来なくなっている。) この場合、健全性が下がっておりバッテリーとしては劣化している状態です。 しかし200CCAしか容量が無くても、充電することで電圧は上昇します。 この場合は「電圧問題無し、充電状態良好、但し要交換」という状態です。CCAは、‐18℃の時の値なので、EDCは推定値を示しています。
9 終了
バッテリーから、−端子、+端子を外して、終了