Sankhu におけるBLITECAST による疫病発生危険日予測（中間報告）2023年6月30日

　カトマンズ盆地Sankhu村でのバレイショ栽培においては、バレイショ疫病(Phytqphthora
infestans L.)、以下疫病、防除のための農薬の適切な利用方法の確立と普及が重要な検討課題となっ ている。農業開発研究会では、2013年からサクーにおける持続的農業のために、疫病対策として気象情 報を利用した疫病発生危険日の予測法を適用し、当初は農家自らが御データを収集し、疫病観察圃場 を設置、日データを利用したm劇貼の適用など、実践的な活動を実施してきた。2019年には現地に フィールドサーバを設置し、圃場レベルの気象情報を収集し、検討してきた。本報告はそうした試みの 中間報告である。

１　BLITECAST-WISDOMの方法

２　Sankhuのバレイショ栽培と気象概況

３　Nepalで利用可能な気象データによる概要

４　Sankhuにおけるフィールドサーバによる気象観測

５　Sankhuにおける疫病初発危険日の予測の試行

６　BLITECAST　疫病感染危険指数による適正な農薬使用

参考文献

池田幸子、2016:バレイショ疫病発生予察システムFu息S、北海道大学開発経済学研究室講演資料 2016/1/28. 

池田幸子・森岡昌子・近藤巧、2016b:疫病発生に関するメモ、農業開発研究会資料2016/6/29

池田幸子、2024:気象データを活用したバレイショ疫病の初発前薬剤散布指示システムの開発、日本植 物病理学会年次大会、於仙台、2佗4年3月

農業開発研究会、2017:「ネパール・サクーにおける農薬の適正な使用技術 -ネパール・サクーの持続的農業のために-」2017/12/25

農業開儲研究会、2023:Pythonによる気象情報利用入門-バレイショ疫病予測法BLITECASTー、2023/10/1

近藤則夫、2016:サクーの持続的農業をめざして、農業開発研究会資料2016/11/20.

山口淳一、2016:カトマンズ盆地の気象特性とバレイショ疫病の発生予測(2稿)、農業開発研究会資料　2016/05/17.

山口淳一・波多野隆介監修、2017:簡単な道具で土壌栄養診断(ネパール語版)、ネパール・サクーにおける農薬の適正使用技術に関する資料、農業開発研究会、2017/2/10. 

Krause，R.A.L.B・Massie，andR.A.Hyre，1975:BLITECAST:AComputerrised Forecast of Potato Blight，PIan Disease Reporter,59(2),95-98

Debra Ann Inglis,Babette Gundersen，Season-long Managemont of Late Blight on Potato and Tomato in Western Washington,WSU EB 1812 and 0958,November 2019,p.7,available at web-site:,

https://www.nwpotatoresearch.com/documents/