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5.3 予察圃における萌芽・初発日

1)萌芽日

 Fig.21とFig.22に予察圃の萌芽状況を示した。2016年の夏バレイショ作の場合、予察圃 Psでは、Asoj 17, 2073 (Oct. 3, 2016) に種イモを植付け、その9-11 日後、萌芽率が50%となった。予察圃 Rm ではAsoj 26, 2073 (Oct. 12, 2016) に種イモを植え付け、その12-16日後、萌芽率が50%となった。播種日が遅くなると萌芽までの期間はやや長くなる。2017年の冬バレイショ作の場合、予察圃場で萌芽率が50%となったのは Janak Dev, Jhapadi, Nilo それぞれで播種後 35、37、38日目であった。

Asoj 17, 2073 (Oct. 3, 2016 at Plot Ps

Asoj 26, 2073 (Oct. 12, 2016) at Plot Rm

         Fig. 21 The seed emergence of 2016 summer potatoes at the observation plots.

2)疫病初発日

2016年の夏バレイシヨは萌芽率50%の日から、6日後に疫病の初発が観察された。播種日が遅くなるにつれて感染初発日までの日数は長くなり、遅植えでは20日後になった(Fig.23)。疫病初発日以降の発病度の評価については、北海道立中央農業試験場の発病度評価法によるが、現地作業評価の5段階の記録数値の一部に問題があったが、あえて最初の記録として掲載した。

2017年の冬作の疫病初発日は萌芽率50%に到達した後、45日目である(Fig.24)。品種によって少し差が生じた。

  Fig. 23 Late blight (LB) incidence of summer potatoes in Sankhu, 2016

Fig. 24 Late blight (LB) incidence of three cultivars at Plot Rm in Winter potato, 2017.

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